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Network Management Card 2のARPコマンドによるIPアドレス割り付け機能
ARPコマンドを使用してのNetwork Management Card 2へコマンドによるIPアドレスを割り付けする機能とその方法について説明です。
Network Management Card 2(AP9630J)、Network Management Card 2EM(AP9631J)は、ARPコマンドによるIPアドレス割り付け機能に対応しております。
IPアドレスが未割り当てにあたりコンピュータのコマンドコンソールからARPコマンドによりネットワーク経由でIPアドレスを割り付ける機能となり、設定可能です。
この機能を活用することで初期設定(IPアドレスを割り付ける)時にシリアル接続が不要となります。
Network Management Card はBOOTP & DHCP を使用するように設定されております。
ネットワークに接続されている状態でBOOTPリクエストを発信している時にARPコマンドでIPアドレスを割り付けることが可能です。
その後、Web,Telnet等でログインしてIPアドレスが設定されたことを確認後、詳細設定を行ってください。
【コマンドの書式】
1. ARP tableにIPアドレスを登録
arp -s [TCP/IPアドレス] [MACアドレス]
ここでTCP/IPアドレスは割り振りしたいIPアドレス、 MACアドレスは対象のカードのMACアドレスになります。
例 :
・Windows コマンドの形式:
arp -s 10.10.10.100 00-c0-b7-1a-2b-3c <Enter>
・LINUX コマンドの形式:
arp -s 10.10.10.100 00:c0:b7:1a:2b:3c <Enter>
ここでTCP/IPアドレスは割り振りしたいIPアドレス、 MACアドレスは対象のカードのMACアドレスになります。
例 :
・Windows コマンドの形式:
arp -s 10.10.10.100 00-c0-b7-1a-2b-3c <Enter>
・LINUX コマンドの形式:
arp -s 10.10.10.100 00:c0:b7:1a:2b:3c <Enter>
2. 設定したIPアドレスをNetwork Management Cardに割り当てる
ping [TCP/IPアドレス]-l113 (Windows)
ping [TCP/IPアドレス]-s113 (Linux)
ARP コマンドで設定した IP アドレスの割り当てには、113 バイトのPingを使用します。
例 :
・Windows コマンドの形式:
ping 172.16.0.10 -l 113 <Enter>
・LINUX コマンドの形式:
ping 172.16.0.10 -s 113 <Enter>
上記の例で入力すれば次のように設定されます。
IPアドレス:172.16.0.10
サブネットマスク:255.255.0.0
デフォルトゲートウェイ:172.16.0.1
MACアドレスはカード基板裏面に表記されており、製品に添付されているQAシートにも表記されております。サブネットマスク:255.255.0.0
デフォルトゲートウェイ:172.16.0.1
なお、本コンテンツ内容は、販売終了のNetwork Management Card EX(AP9617)、Network Management Card EM(AP9619)についても同様の作業にて設定を適用できます。
公開先:APC 日本
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