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Smart-UPS(SU/SUAシリーズ)でPowerChute Business Edition for WindowsでUPSとシリアル通信できない際のトラブルシューティング
Smart-UPS(SU/SUAシリーズ)、Smart-UPS RTシリーズをご使用いただいている場合のPowerChute Business EditionにてWindows OSでUPSとシリアル通信できない際のトラブルシューティングについて記述しています。
PowerChute Business EditionにてWindows OSでUPSとシリアル通信できない際には以下の項目について手順で状態を確認ください。
・ インストールされているサービスの起動状況の確認 ・ UPSと接続されているケーブルの確認・ UPSアクセサリの確認 ・ OS-UPS間の通信確認 ・ UPSの再起動後の動作確認 ・ 他のコンピュータを使用してのUPS動作確認 |
手順1: エージェントの起動確認
PowerChute Business Editionエージェントが動作していることを確認して下さい。
Windowsの[コントロールパネル]-[管理ツール]にある[サービス]のアイコンを開きます。
[状態]の欄が空欄の場合や、[開始]になっていない場合は、[サービスの開始]ボタンをクリックし、PowerChute Business Editionエージェントのサービスを開始します。
図1. Windowsサービス画面
手順2: ケーブルの確認
PowerChute Business Editionで設定されているCOMポートとサーバに接続しているCOMポート番号が一致していることを確認して下さい。
次に、適切なシリアルケーブルを使ってUPSとシステムのシリアルポートが接続されていることを確認して下さい。
UPSにより、使用するケーブルは異なります。以下の表を参照してください。以下のシグナルタイプとケーブルが異なる場合には通信ができません。
正しいケーブルを接続したら、PowerChute Business Editionエージェントサービスを再起動してください。
シリアルケーブルによる接続とUSBケーブルによる通信を併用(同時使用)することはできません。 併用している場合、USBケーブルを
一度接続した後に通信が途絶えた場合にはUSBケーブルを取り外した上で 手順5.UPSの再起動を実施してください。
また、USBケーブルからシリアルケーブルに通信ケーブルを変更した場合は、PowerChute Business Editionを再インストールする必要があります。
引き続きシステムと通信できない場合は、次の手順に進んでください。
UPSモデル | シグナルタイプ | ケーブル刻印 | ケーブル色 | 接続ポート |
Smart-UPS(SU/SUAシリーズ) Smart-UPS RTシリーズ | スマートシグナリング | 940-0024x | 黒 | UPS本体シリアルポート |
シンプルシグナリング | 940-0020x | 灰色のケーブル/コネクタ もしくは 白のケーブル/片側が緑のコネクタ | Expander Bassicポート |
手順3: SmartSlotのアクセサリの確認
UPSにSmartSlotアクセサリを接続している場合は、次の項目を確認して下さい。
アクセサリ | 製品型番 | 説明 |
2-Port Interface Expander Card | AP9607 | Interface Expanderカード上のシリアルポートを使ってUPSを監視するために、PowerChute Business Editionを使用している場合、 次の変更作業を行って下さい。 1) 940-0020x の刻印のケーブルがInterface Expandeerカードとシステムのシリアルポートに接続されていることを確認します。 2) インストール作業時に、シンプルシグナリングを使用するアクセサリを指定したことを確認して下さい。 設定が誤っている場合は、正しい設定で製品を再インストールして下さい。 |
Share UPS 8-Port Interface Expander | AP9207 | Share UPSのアドバンスポートを使用されている場合にはUPSのポートとShare UPSのケーブル接続がしっかりなされているうえで、 Share UPS上のベーシックポートを使ってUPSを監視するためにPowerChute Business Editionを使用している場合は、次の変更作業を行って下さい。 1) 940-0020x の刻印のケーブルがShareUPSとシステムのシリアルポートに接続されていることを確認します。 2) インストール作業時に、シンプルシグナリングを使用するアクセサリを指定したことを確認して下さい。 設定が誤っている場合は、正しい設定で製品を再インストールして下さい。 |
手順4: OS上でUPSとの通信が行えるかの確認
次の手順に従って、ハイパーターミナルを使ってCOMポートの状態を確認して下さい。
尚、こちらの手順4については UPS本体シリアルポートに接続時のみ確認が可能です。
Expanderに接続の際に使用しているシンプルシグナリングの場合にはこちの通信確認が出来ませんので手順5に進んでください。
[ 準備 ]
事前に手順1.で確認を行いましたサービスを停止する必要があります。
手順1.に従いAPC PBE Agentを停止して下さい。
尚、下記の確認方法においてハイパーターミナルを使用いたしますが、インストールされていない場合にはWindows コンポーネントの追加と削除よりインストールを行う必要がございます。詳細につきましてはMicrosoftの技術情報ページより"ハイパーターミナルをインストールする"をご参照ください。
[確認方法]
Windowsで用意されているハイパーターミナルよりUPSとの通信の正常性を確認します。
1. ハイパーターミナルを起動します ([スタート]>[プログラム]>[アクセサリ]>[通信]>[ハイパーターミナル])。
2. [接続の設定]画面が表示されたら[UPS]と入力し、アイコンを選択します。次に[OK]をクリックします。
3. [接続の設定]画面が表示されます。[接続方法]からUPSが接続されているCOMポートを選択します。
4. 指定したCOMポートのプロパティが表示されます。ボーレートが2400、データビットが8、パリティなし、ストップビットが1 に設定されていることを確認して下さい。(図2)
5. これらの値が正しく設定されていることを確認したら、[OK]をクリックします。カーソルが点滅している画面が表示されます。
大文字の"Y"を入力します(CapsLockキーがオフの状態でSHIFT+Yキーを押す)。
UPSとの通信が正常であればSMと表示されます。(図3)
この文字が表示されない場合は、手順3に戻って他のCOMポートを選択して下さい。(図2)
- 図2. ハイパーターミナル設定画面図3. コマンド入力後の表示
UPSのブレインオフを行ったうえ通信を確認してください
- 手順4にてシグナルが戻ってこない場合には、UPSとコンピュータ間の通信が整っていないこととなります。この場合にはOS、UPS間の通信ができないことからPowerChute Business Editionについても通信は行えません。原因としてはコンピュータのComポート、ケーブル、UPSのComポートいずれかに支障が生じていると考えられ、これらを確認する必要があります。
UPSを再起動してください。この際には接続をしている負荷機器を停止のうえ、UPSの電源ボタンのOn/Offではなく、必ずブレインオフを行い、再度電源投入を行ってください。
ブレインオフについては 製品/技術情報の Smart-UPS、Smart-UPS RTのブレインオフ を確認ください。
文書番号 : 990804154805GG Smart-UPS、Smart-UPS RTのブレインオフ
FA53940
- 別のコンピュータをご用意いただける環境であればそちらとUPSを接続いただき通信が確立するか手順5.に従いハイパーターミナルを使用し通信を確認してください。
別のケーブルをお持ちの場合にはケーブルを変え確認を行ってください
ラップトップコンピュータをお使いの場合は、製造元のラップトップ設定プログラムを使用して、正しくCOMポートに電源が供給され、正常に動作しているかどうかを確認して下さい。
以上の全て行っても通信を確立できない場合は、 APCコールセンタにお問い合わせください。
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