■ NetShelter SXが提供する価値

マルチベンダー対応ラック

サーバラックに搭載するサーバのメーカが将来にわたり1社であり続けることは非常にまれで す。即ちどのサーバメーカでも搭載できるマルチベンダーラックが求められています。APCのサーバラックはマルチベンダーに対応した設計のラックです(完全搭載保障:APCは19イ ンチEIA-310-Dに準拠する機器については、機器付属の部材を使用して物理的にNetShelterSXに搭載可能であることを保障しています)。

サーバの使用条件を満たす

サーバをラックに搭載する場合、サーバが求める4つの使用条件をクリアしていることが重要 です。
その4つの使用条件とは
  1. フロントドアの開口率
  2. 排気熱が前に回り込まないラック構造
  3. 排気を妨げない十分なケーブルスペース
  4. サーバの吸気温度
APCのNetShelter SXはこれらの条件を満 たしているラックです。

将来のインフラに備えるラック

1996年以降ラックマウント型サーバが発売され、それが主流になりました。そして1Uサー バからブレードサーバへとIT機器の進歩は著しいものがあります。それを支えるインフラ設備も対応を要求されます。そして、今日大きな問題となっているのが熱問題です。APCでは お客様の環境に応じた冷却ソリューションを提供しており、NetShelter SXは冷却ソリュー ションに対応できるプラットフォームとしてのラックとなります。

■ サーバのために設計されたラックNetShelter SX


サーバ保護を考えるときUPSのみならずラックは避けて通ることができないものになりました。なぜなら現在サーバルームで起きている問題の63%が(グラフ1)物理インフラ層で発生しており、原因の多くの部分にラックが関わっているからです。APCはラックを設計するにあたりサーバに必要とされる条件を綿密に調査し、デザインしました。それが次に説明する4つの搭載条件です。特に、現在大きな問題となってきている熱問題に対し、APCの冷却ソリューションと組み合わせることにより一層の効果を発揮することが可能です。サーバを搭載するサーバラックはマルチベンダー対応のラックを使用し、どのサーバメーカの条件をもクリアできるラックを選択することが重要です。

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■ サーバルーム/マシンルームでの障害を防ぐために

サーバがラックに求める4つの搭載条件をみたしているのかをチェック

ITで使用されるラックにはサーバラックとネットワークラックの2種類があります。サーバには可用性を向上させるサーバラックを使用し、ネッ トワーク機器にはネットワーク用ラックをしなければなりません。しかし、サーバに適していないサーバラックが多く出回っています。サーバ を取り巻く環境がより複雑になっている現在、適切なサーバラックの選択がシステム全体の可用性に大きな影響を与えます。 では、どのようなラックがサーバラックとして適しているのかご紹介します。

  1. フロントドアの開口率
    サーバは前面吸気・背面排気の構造になっておりサーバの吸気口に十分空 気を供給できなければなりません。そのためサーバラックのフロントドア は必ずパンチングメタルを使用しています。各サーバメーカごとに推奨す る開口率は違いますが、APCのサーバラックNetShelter SXは最も大きな 要望をも満たし開口率は66%です(図1)。

  2. 排気が前に回り込まないラック構造
    排気が前に回りこむ構造はサーバの吸排気に無限循環を起こしサーバの温 度上昇をもたらします。この観点から600mm幅のラックがサーバラック として適していることがわかります。APCのサーバラックは排気が前に回 り込まない構造になっています(図2)。


  3. 排気を妨げない十分なケーブルスペース
    ラック内の搭載密度が高まるにつれケーブル量も増加しています。従来の ラック構造では、このケーブル量をまかなうだけのケーブルのスペースを 確保できません。これを実現するためには専用のケーブルチャネルを的確に 配置する必要があります。APCのラックはケーブル専用チャネルが備わり 追加および位置変更にも対応できます。


  4. サーバの吸気温度
    これはサーバによって変わりますが通常22℃から28℃の冷気を供給する 必要があります。ラックとは関係ない条件のように見えますが、ラックア クセサリと深く関わってきます。APCのラックアクセサリは冷気をラック 上部に取付けたサーバに供給するAir Distribution Unitがあります。


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■ ラックの選び方

NetShelter SXには下記の2種類があります。サーバ搭載用の600mm幅ラックとネットワーク機器搭載およびケーブル配線用の750mm幅ラックです。

1.ラックの種類を選ぶ

  • NetShelter SX 600mm幅ラック 42U(製品型番:AR3100)/ 48U(製品型番:AR3107)
    サーバを搭載することを目的としています。サーバを一台でもラックに搭載する場合はこのサーバラックを選んでください。ネットワーク機器についてはサーバとは別のラックを使用することを推奨します。どうしても、同じラックにサーバとネットワーク機器を搭載する場合には600mm幅ラックを使用しケーブルの取り回し用のアクセサリ(別売、製品型番:AR8429)を使用することが必要です。

  • NetShelter SX 750mm幅ラック 42U(製品型番:AR3150)/ 48U(製品型番:AR3157)
    750mm幅ラックはネットワーク機器を取付ける場合に最適です。なお、NetShelter SXは750mm幅であってもサーバを取付けることも可能ですが、各種アクセサリを使用し排気の循環を最小限にすることが必要になります。また、天板を取外しケーブル配線用として使用することもできるため、大量のケーブル処理も可能です。

2.ラックのアクセサリを選ぶポイント

  • 特殊ケージナットの必要性の有無
    60セットのM6ネジナットが標準付属品ですが、Sun製品をマウントする場合には#310-32インチケージナット(別売、製品型番:AR8005)が必要になる場合があります。

  • ブランクパネルを必ず使用する
    搭載していないスペースには必ずブランクパネルを使用してください。ブランクパネルを使用することにより、排気の循環を防ぎサーバへの供給冷気の温度を最大で12℃下げることが可能です(図3)。ブランクパネルを使用しない場合は、ラックの吸気温度が最大35℃となり、サーバがシャットダウンしたり、機器が破損したりする危険性があります。ブランクパネルを使用することで、サーバの吸気温度は23℃となります。APCでは工具無しでワンタッチで取付け可能な1Uブランクパネルを用意しています
    (別売、製品型番:AR8136BLK)。

  • 耐震仕様を決める
    架台に固定する場合は、架台取付用ブラケット(別売、製品型番:AR7709)を使用します。架台を使わずにアンカー固定をしたい場合は、アンカー固定用ブラケット(別売、製品型番:AR7701)を使用します。ラックをレベラーで設置するだけの場合は、サーバを引き出しても転倒しないように、スタビライザ(別売、製品型番:AR7700)を使用します。
  • 棚を使用する場合の位置
    棚を使用すると排気の循環が起こるので、サーバ間に取付けるのは推奨できません。使用する必要がある場合は、サーバの取付位置よりも上部へ取付けてください。

  • ケーブルマネジメントとラックマウントPDUの取付け
    NetShelter SXの背面にはケーブルチャネルがついておりAPCの各種ラックマウントPDU(0Uタイプ)を工具無しで取付けることが可能です。また取付けない部分はケーブル専用スペースとして使用することが可能です。その場合Vertical Cable Organizer(別売、製品型番:AR8442)を使うと便利です。ラックの天井を使った配線システムはAPCの特徴で、これにより配線へのアクセスが簡単になりました。電源ケーブル用トラフ、データケーブル用トラフの2種類あります。

3.ソリューションを確認

  • ラックマウントPDU
    APCのラックマウントPDUには3種類あります。「Basicタイプ」、接続機器の使用電流値をネットワークおよびPDU本体のディスプレイで監視できる「Meteredタイプ」、電流値の監視に加え、ネットワークを通してコンセントごとのオン/オフが可能な「Switchedタイプ」の3種類です。各種タイプから電圧とコンセント形状で選んでください。

  • 環境監視・管理
    環境監視の必要性に応じた各種ソリューションがあります。ラック内の温度湿度監視、部屋全体のセキュリティ監視、インフラ設備全体の統合管理などが可能です。

  • 冷却ソリューション
    ラック1本あたり3kW以上の発熱量がある場合は、各種冷却ソリューションが必要になります。

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■ NetShelter SXを選定する場合 従来のVXと違う点がありますのでご注意ください。

  1. SXにはサイトパネルなしの型番はありません。
    NetShelterSXはサイドパネルなしの型番はありません。それは最近ラック内の発熱量の問題が深刻になり サイドパネルなしで連結することで他のラックへの悪影響及ぼしてきた状況を避ける為です。そのことからSXがサイドパネルがあっても連結ができるよにしました。

  2. 19”レールを移動する場合必須です。(AR7708:排気循環防止用キットアクセサリ)
    NetShelterSXはフロントドアから19”レールまでの距離は64mmです。これはサーバを取り付ける場合にふさわしい距離になっています。しかしフロントのスペースの必要なアクセサリたとえばADUやケーブルホルダ付パネルなどをつける場合には19”レールを動かす必要があります。その場合必要となるのが排気循環防止用キットです。熱問題を未然に防止する為には必須となるアクセサリです。

  3. 架台(チャネルベース)を使用する場合に必須です。(AR7709:架台取付用ブラケット)
    NetShelterSXを架台に設置する為には必須となるアクセサリです。キャスタ レべリングフィートを取り外して使用します。VXでは必要ありませんがSXでは必要です。

  4. 架台工事の注意点
    NetShelteSXを連結する場合ピッチ600mmで連結することが可能です。ですから隣同士の架台のピッチも正確に600mmが必要です。ですから設置時に架台の精度がでるように調整する必要があります。

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