- データセンターやオンプレミス設備だけにとどまらず、エッジ環境やIIoT化が進む製造現場にも対応可能な幅広い容量帯を提供
- 最大99%の運転効率とリチウムイオンバッテリーによりTCO(総所有コスト)を低減
- クラウドベースの監視プラットフォームEcoStruxure™ ITに対応し、遠隔監視による運用コストの削減に貢献
- 日本国外でも充実した保守サービスを提供できるため、国外向け製品との組み合わせも可能
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、幅広い容量帯を提供可能な三相UPS「Galaxy VS」の発売を、本日発表しました。内部冗長機能を備えたモジュール型三相UPS Galaxy VSは、従来型の企業内オンプレミス設備や中小規模データセンターにおけるITサーバーバックアップ用途だけでなく、IIoT化が進む生産工場等においてもIT機器や生産設備を含めた電源をサポートします。日本での提供開始は11月上旬を予定しています。
昨今、日本では大規模自然災害や感染症リスクに備えるためにあらゆる設備にBCP対策が求められています。中でも、これまで積極的な対策が進んできたIT設備環境に加え、近年需要が高まっているのが、日本でも早期にIIoT化が進んできた、生産現場や流通拠点などの電源管理です。今回発売するGalaxy VSは、モジュール形式を採用することで、故障から復旧までの時間を最小化し、内部冗長機能により万が一の故障時も負荷設備を保護することができます。また、シュナイダー独自技術のECOnversion(イーコンバージョン)モードにより電源効率を最大99%まで高めることができ、設置面積は従来機種とほぼ同等ながら容量を最大5倍に拡張しました。ダウンタイム削減やシビアなコスト管理が求められる製造現場などで、電力使用量の削減や設置面積の最小化に貢献します。
また、シュナイダーエレクトリックが提供するクラウドベースのITファシリティー監視プラットフォーム「EcoStruxure IT」にも対応しており、遠隔監視による効率化・コスト削減にも貢献します。「EcoStruxure IT Expert」により、クラウド経由でインフラ設備の稼働状況や環境情報、セキュリティ情報などのデータを収集し、監視や管理をリモートで行うことができ、少ない人員でもITインフラの運用・管理が可能となります。さらに、ITインフラ設備をシュナイダーエレクトリック社のエキスパートが24時間365日遠隔監視するサービス「EcoStruxure Asset Advisor」も提供しており、現場にITの専門家がいない拠点にも対応します。
Galaxy VSの特長:
•最大99%の運転効率:特許取得済みの「ECOnversionモード」の場合、最大99%の運転効率で運用ができるため電力損失を最小化。二酸化炭素排出量の大幅な低減にも貢献。
•コンパクトデザイン、省スペース設計:従来モデルと設置面積はほぼ変わらず容量は最大5倍に拡張。
•モジュラーコンセプト:コンポーネントのモジュール化により短期間での導入と容易な交換を実現。平均故障復旧時間(MTTR)も短縮。
•リチウムイオンバッテリー:蓄電池としてリチウムイオンバッテリーを選択可能。これまでの鉛電池と比較し期待寿命が2~3倍に伸び、最大15年間の使用が可能。停電時においても最大6時間程度のバックアップが可能なためBCP対策に有効 ※1
•グローバルサービスの提供:グローバル共通モデルのため、お客様製品に付属され日本国外へ輸出される場合においても現地シュナイダーエレクトリック社員が保守サポートに対応。 ※2
•Green Premium認定:持続可能なビジネスパフォーマンスを提供します。(英語サイト)
※1 海外での開発テストおよび導入事例における実績数値です。それぞれの数値は、使用環境や運転環境により異なる場合があります。
※2 現地国内でGalaxy VSが提供されていることが前提となります。また、保守サポート内容は現地のサポート内容に準じます。
Galaxy VSの全ラインアップ詳細については、Galaxy VSの概要ページ(https://www.se.com/jp/ja/product-range-presentation/65772-galaxy-vs/)をご覧ください。
•バッテリー外付モデル Galaxy VS 10-150 kW
•バッテリー内蔵モデル Galaxy VS 10-100 kW
○製品についてのお問い合わせ
シュナイダーエレクトリック カスタマーケアセンター TEL:03-4578-4697