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PowerChute Network Shutdown v3.1以降 商用電源の瞬低・瞬断でシャットダウンが実行される
このページでは、PowerChute Network Shutdownを使用中に
商用電源の瞬低・瞬断が発生した場合でもシャットダウンが実行される問題について説明しています。
【概要】
PowerChute Network Shutdown使用中に、商用電源の瞬低・瞬断が発生した場合でもシャットダウンが実行される。
(通常は、設定時間内に停電状態が解消した場合は、シャットダウンは実行されません。)
【対象製品】
PowerChute Network Shutdown v3.1以降
【問題の詳細】
対象製品使用中に、商用電源で0.5~1msの瞬低・瞬断が発生した場合、本事象が発生する可能性があります。
瞬低・瞬断が発生しないケースでは発生しません。
【対処方法】
以下3つの対処方法があります。
1. PowerChute Network Shutdown v4.0以降にアップグレードする
→本事象の発生率を大幅に下げる改善が行われております。
アップグレードライセンスをお持ちの場合はv4.0以上にアップグレードしてください。
2. Network Management CardのLoad Shedding(負荷制限)機能でシャットダウンする
→上記v4.0以降のバージョンでも本事象が発生する環境の場合は、以下の回避策の実施を推奨します。
3. UPSの感度を落とす(非推奨)
これにより瞬低・瞬断の発生率を抑える効果があります。
ただし、UPSの感度を落とした場合、UPSのオンバッテリへの切り替え時間が長くなりますので、
サーバーが不正にシャットダウンする可能性があることから推奨しません。
【Load Shedding (負荷制限)機能を使用する場合の設定方法】
Smart-UPS SMT, SMX, SRTシリーズのUPS(アウトレットグループ機能を持つモデル) を使用されている場合:
Load Shedding(負荷制限)機能を使用しシャットダウンする場合は、以下の手順に従い設定してください。
1. PowerChute Network Shutodnw側で、On Battery検知時のシャットダウン処理を無効にする
2. Network Management CardのWEB UIにログインし、[ Configuration▼ ] - [ Outlet Groups ] を選択。
[Outlet Group Settings] ページで、対象のコンセントグループを選択する。
3. Load Shedding設定の"Skip outlet off delay"のチェックを外す
4. 同ページで、"power failure lasts longer than" にチェックし、入力欄に秒数を入力する
設定箇所は以下の図を参照してください。
Controlled Early Shutdown(意図的な早期シャットダウン)機能を使用してシャットダウンを設定してください。
2. Network Management CardのWEB UIにログインし、[Configuration] > [Shutdown] を選択する
3. Controlled Early Shutdown設定の"time on battery lasts longer than" にチェックし、入力欄に分数を入力する
公開先:APC 日本
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