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Network Management Cardのconfig.iniのイベントアクション設定について

このページでは、Network Management Cardのconfig.iniファイルを使用してイベントアクション設定を行う方法について説明しています。

このページでは、Network Management Cardのconfig.iniファイルの[EventActionConfig]および[DeviceControlPolicy]セクションの設定方法について説明しています。

対象製品
・ Network Management Card 2 (AP9630J、AP9631J)
・ Network Management Card    (AP9617、AP9619)

型番末尾にJが付かないワールドワイドモデルおよびUPS標準搭載のモデルを含む

イベントアクション設定

・ イベントの重大レベルは修正できません。
・ 設定はconnfig.iniファイルの[EventActionConfig]セクションで行います。

E##**=LL,E[++AAB+CCDEE:++AAB+CCDEE::-+AAB+CCDEE],T[...],P[...]

[説明]

E :固定。「Event」を表す文字。
##:イベントタイプ (2ケタの数字)
**:イベントコード (2ケタの数字)
LL:右記のいずれか。E (イベントログのみ) / S (Syslogのみ) / ES (Syslogとイベントログの両方、順番は問わない)
E:"E-Mail"を表す。固定。
[:区切り記号
+:有効/無効を表す。ひとつめの記号はこの受信者に対するこのイベントのE-Mail送信の設定内容
+:有効/無効を表す。ふたつめの記号はこの受信者に対するこのイベントの遅延時間の設定内容
AA:遅延時間 (以下の表を参照)
B:遅延時間の単位 (以下の表を参照)
CC:間隔 (以下の表を参照)
D:間隔の単位 (以下の表を参照)
EE:繰り返し回数 (以下の表を参照)
]:区切り記号
T:"Trap"を表す。固定。
P:"Pager"を表す。固定。

通知のパラメータ
データ
遅延時間 2ケタの十進数、最小 5秒
遅延時間の単位 1文字、M=分、S=秒
間隔 イベント通知送信の間隔、2ケタの十進数
間隔の単位 1文字、M=分、S=秒
繰り返し回数 イベント通知送信の回数、2ケタの十進数、
イベントがクリアーされるまで繰り返す場合は-1

例:
以下は温度アラームイベントの設定の例です。
このでは、E-Mail受信者2とトラップレシーバ1のみにデフォルトと異なる設定を行っています。

[IndividualEventNotification]
; EMail1-4,Trap1-4,Page1-4
; Delay(2),DelayUnits(1),Interval(2),IntervalUnits(1),RepeatCount(2)
; Environmental: Temperature Violation.

E0309=ES,E[:++10S+02M10::],T[+-10S+02M-1:::],P[:::]


【デバイスコントロールポリシー設定】

・ 以下の設定はAP9631J ファームウェア v5.0.3以降にのみ適用可能です。
・ AP9810 Dry Contact Relay I/O アクセサリが必要となります。
・ 設定はconnfig.iniファイルの[DeviceControlPolicy]セクションで行います。このセクションは、上記アクセサリが使用されている場合のみ表示されます。

DCP##**[_dd[ss]]=<valid command input>

[説明]
DCP:固定。「Device Control Policy」を表す文字。
##:イベントタイプ (2ケタの数字)
**:イベントコード (2ケタの数字)
[_]:オプション。デバイス/センサー設定がある場合に使用する
[d]:オプション。デバイス・インスタンスの設定。参照するUIOポート(1または2)を指定する。
[s]:オプション。センサーの設定。参照しているUIOポートの入力コンタクトのゾーン(AまたはB)を指定する。
<valid command input>: 有効なNMC2 CLIコマンド。詳細はユーザーズガイドを参照のこと。

注) UPSアプリケーションでは、UPSコントロールコマンドを実行する場合以下のイベントコードのみ使用可能です。

・ 外部環境モニターの重大レベル入力コンタクト (1-4)イベント (0x0301, 0x0303, 0x0305, 0x0307)
- AP9612TH SmartSlot Cardでのみ使用可
・ 外部環境モニターの警告レベル入力コンタクト (1-4) イベント (0x033F, 0x0340, 0x0341, 0x0342)
- AP9612TH SmartSlot Cardでのみ使用可
・ UIO/AP9810環境モニタ入力コンタクトの重大または警告イベント (0x031B, 0x0343)

デバイスコントロールポリシー設定では、以下のUPSコマンドのみ設定可能です。

・ Turn UPS on
・ Turn UPS off
・ Turn UPS off gracefully
・ Bypass (使用中のUPSでバイパスが使用可能な場合のみ)
・ Self test

全てのイベントコードに対し、出力リレーコマンド (open/close等)を設定することができます。


config.iniの[DeviceControlPolicy]セクションに記載します。

1. UIO Port 2に接続されているAP9810の入力コンタクト1 (Zone A)警告レベルフォールト (イベントコード0x0343)
- UPSを出力オフし、UIOポート2に接続されている出力リレーをクローズする

DCP0343_2A=ups -c on, -rc 2 close

2. UIO Port 2に接続されているAP9810の入力コンタクト2 (Zone B)警告レベルフォールト (イベントコード0x0343)
- 特にアクションは実行しない

DCP0343_2B=none

3. UIO Port 1に接続されているT/Hセンサーの最大温度超過イベント (イベントコード 0x0327)
- UIOポート2に接続されているAP9810の出力リレーをクローズする

DCP0327_1=uio -rc 2 close

イベントが起きると、コントロールポリシーに従い出力リレーはオープンまたはクローズの状態になります。
また、イベントがクリアされると、リレーの状態は反対の状態になります。
"normal"または"alarmed"に設定されている出力リレーには適用されません。
また、あるイベントが発生し、アクションが実行された場合、そのイベントの解除イベントは自動的には発生しませんのでご注意ください。

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