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このページでは、PowerChute Network Shutdown v3.1でVMware HA構成を組んだ際、UPSクリティカルイベントによるホスト再起動時にESXiホストがvCenterサーバから切断される場合のトラブルシューティングについて記述しています。
【問題の概要】 UPSからクリティカルイベントを受け、PowerChute Network ShutdownがESXiホストとvCenterサーバをシャットダウンした場合、その後のホスト起動時にESXiホストがvCenterサーバから切断されてしまう。 【対象バージョン・構成】 対象バージョン:PowerChute Network Shutdown for VMware v3.1 対象構成:vCenterサーバとPCNSがインストールされた物理サーバ1台+ESXiホスト複数台(HAクラスタ構成) 【問題の原因】 この問題はPowerChute Network Shutdownにおいて、vCenterサーバとESXiホスト両方で管理可能なActive DirectoryやOpenLDAPアカウントを使用せず、ローカルの管理者アカウントが設定されている場合に発生します。 vCenter Serverサービスが完全に起動するよりも前にESXiホストが起動する場合、PowerChute Network ShutdownがVMware Java APIにステータスを設定する際に、それぞれのサーバの起動状態を誤った状態(ConnectionState: Connected/Maintenance, PowerState: PoweredOff)に設定します。このため、PowerChute Network Shutdownがホスト上のVMの起動やその後のステータス設定を正しく実行するためにESXiホストへの接続を一旦解除し、再接続を試みます。この時、PowerChute Network ShutdownのvCenterサーバの設定でローカル管理者ユーザーが指定されていると、再接続の際にPowerChute Network Shutdownはこのローカルユーザーの情報でESXiホストへログインしようとします。ESXiではこのユーザーが認証されていないためESXiホストへの接続に失敗します。 【問題の回避方法】 回避方法1 PowerChute Network ShutdownではVMware SSOとActiveDirectoryまたはOpenLDAPによるユーザー管理を推奨しています。 PowerChute Network Shutdownで設定したユーザーがVMware SSOとActiveDirectoryまたはOpenLDAPにより一元管理され、vCenterサーバとESXiホスト両方に等しくアクセスするための管理者権限があることを確認してください。 回避方法2 管理者権限を持った共通のローカルアカウント(*同一のユーザ名とパスワード)を作成し、vCenterサーバと、各ESXiホストにそれぞれ登録してください。作成したユーザアカウントを、vCenterサーバへのアクセスユーザとして、PowerChute Network Shutdownで指定してください。詳細は、アプリケーションノート(PowerChuteTM Network Shutdown for VMware)の"vCenter ServerおよびVMware ホストのShared Local Account"のセクションを参照してください。アプリケーションノートはこちらからダウンロードしてください。 回避方法3 vCenterサーバがオンラインになり、vCenter Serverサービスが正常に起動した後にESXiホストが起動するように設定してください。ESXiホストがvCenterサーバより早く起動すると、その起動状態が不正な状態(ConnectionState: Connected/Maintenance, PowerState: PoweredOff)となり、PowerChute Network ShutdownがESXiホストへの接続を切断、再接続しようとしますが、起動遅延を設定することで、この動作自体を回避することが可能です。 コンセントグループ管理が可能なSMX/SMTシリーズのUPSを使用している場合、コンセントグループの起動ディレイを設定し、そのコンセントグループにESXiホストを接続することでESXiホストの起動のみを遅らせることが可能です。それ以外のUPSを利用している場合は、ESXiホストの機種によってはAC電源復帰後の遅延をBIOSで設定できる場合があります。