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Smart-UPS LCD (SMT/SMXシリーズ)で過負荷を検出した場合の対処方法
Smart-UPS LCD (SMT/SMXシリーズ)の過負荷を検出した場合の状態と対処方法についての説明です。
【過負荷について】
各UPSには、最大出力容量があり、VA値 / W値のいずれかで最大出力容量を超える負荷を接続した場合、過負荷となります。
Smart-UPS LCDでは仕様以上の負荷が接続されないように常時負荷容量を監視し、
UPSに接続されている負荷機器の消費電力がUPSの最大出力容量を超過した場合、過負荷を前面パネルのLED表示とアラーム音で警告します。
【過負荷時の動作について】
Smart-UPS LCDで過負荷を検知した場合には
1. オンライン運転中 に検出した場合 :
・ 障害LED点滅
・ 連続音によるアラーム
・ 表示されるメッセージ
英語 : Warning State: Power Overload
日本語 : ケイコク ジョウキョウ: デンリョク オーバーロード
で警告します。・ 連続音によるアラーム
・ 表示されるメッセージ
英語 : Warning State: Power Overload
日本語 : ケイコク ジョウキョウ: デンリョク オーバーロード
過負荷を検知してもUPSの電源出力は継続、維持します。
2. バッテリ運転中 に検出した場合 :
・ UPSの出力停止
・ 障害LED点灯
・ 連続音によるアラーム
・ 表示されるメッセージ
英語: Fault State: Power Overload
日本語: コショウジョウキョウ: デンリョク オーバーロード
にて仕様を超えた出力を免れるよう即時出力停止を行い、機器の損傷を防ぎます。(UPS本体の故障を免れることを保証するものではありません)
また、負荷機器等が短絡したなどによる過電流の場合には過負荷の検知の動作に限らず、UPSの出力ブレーカがトリップし、事故を最小限にとどめます。
【過負荷を検出した際の対処方法】
エラーLED点滅し、警告音が鳴った場合には、負荷の最大消費電力を確認し、UPSの最大出力容量を超えていないかを確認してください。
以下のケースに応じて対処方法に従ってください。
1. オンライン中の過負荷警告の場合
1. オンラインLEDが点灯している
2. LCDディスプレイのLoad Powerが100%である状態
3. 表示されるメッセージがWarning State: Power Overload(ケイコク ジョウキョウ: デンリョク オーバーロード)である状態
4. 障害LED点滅
上記の場合には負荷容量が仕様を超えています。
2. LCDディスプレイのLoad Powerが100%である状態
3. 表示されるメッセージがWarning State: Power Overload(ケイコク ジョウキョウ: デンリョク オーバーロード)である状態
4. 障害LED点滅
上記の場合には負荷容量が仕様を超えています。
[対処方法]
バッテリ運転になると機器停止する構成であることから、接続する機器を減らし、必要なランタイム(バックアップ時間)を確保できるようにしてください。
2. 過負荷検出での停止の場合
[対処方法]
1. 電源ボタン操作で、UPSの電源を落としてください。警告音、LED表示が消えることを確認してください。
2. 負荷機器を全て外して、無負荷の状態にしたうえで、電源を再投入してください。
3. 順番にに負荷機器を接続し、仕様範囲内に負荷容量を抑えてください。負荷機器それぞれの平常時の消費電力ではなく最大消費電力で容量が超えないように構成してください。
負荷機器の合計がUPSの最大出力容量を明らかに超えていない場合(低負荷での構成)や無負荷(負荷機器が接続されていない状態)においても過負荷LED点灯の場合には、UPSが故障している可能性もありますので、UPSの電源を落としていただいたうえで、電源スイッチのON/OFFを行わなわず、弊社コールセンタまでご連絡ください。
2. 負荷機器を全て外して、無負荷の状態にしたうえで、電源を再投入してください。
3. 順番にに負荷機器を接続し、仕様範囲内に負荷容量を抑えてください。負荷機器それぞれの平常時の消費電力ではなく最大消費電力で容量が超えないように構成してください。
負荷機器の合計がUPSの最大出力容量を明らかに超えていない場合(低負荷での構成)や無負荷(負荷機器が接続されていない状態)においても過負荷LED点灯の場合には、UPSが故障している可能性もありますので、UPSの電源を落としていただいたうえで、電源スイッチのON/OFFを行わなわず、弊社コールセンタまでご連絡ください。
【ご注意】
UPSに負荷機器をつなげすぎることはUPSのバックアップ機能が働かないだけでなく、故障の原因となります。
バックアップする機器の最大出力容量を確認し、必要とするバックアップ時間を満たす接続を行ってください。
公開先:APC 日本
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