FAQの参照

Rack Automatic Transfer Switch (ATS)とUPSの接続に関する留意事項

公開日: 09 9月 2016

Rack Automatic Transfer Switch(以下、ATS)とUPSを接続する場合は、以下の点に留意してください。
異なる2つの電源系統から入力可能なATSは、一方の入力電源に異常を検知した場合、もう一方の電源系統に切り替えることが出来ます。ATSは入力電源を監視しており、電圧と周波数があらかじめ設定した範囲を超過した場合、もう一方の電圧と周波数が切り替え設定値内であることを確認し入力電源の切り替えが実行されます。ATSは接続された入力電源の状態により切り替えが行われることから、ATSの入力電源にUPSを使用する場合は次の点にご注意ください。

オンライン方式(常時インバーター給電方式)のUPSは、バッテリ運転に移行する際、無瞬断で切り替えが可能です。一方、ラインインタラクティブ方式、オフライン方式(常時商用給電方式)のUPSは、バッテリ運転に移行する際、瞬断が発生します。ラインインタラクティブ方式、オフライン方式のUPSに接続されているATSは、UPSがバッテリ運転に移行する時に発生する瞬断が、設定された電圧と周波数の範囲を超えたと検知した場合、もう一方の入力電源に切り替えを試みます。もし、ATSに接続された両電源系統の異常が同時に発生した場合、ラインインタラクティブ方式、オフライン方式のUPSに接続されていても両系統の電源は同時に瞬断が発生します。その結果、ATSはいずれの電源系統も正常ではないと判断するため、切り替え時間が長くなります。メンテナンス等の理由により一方の電源系統を切り離すような環境を想定した場合、このような接続状態においても有効ですが上記の通りそうでない場合もあります。

このようなことから、システム停止が許されないような環境においては、ATSをUPSに接続する際はオンライン方式のUPSを接続することを推奨します。ATSをUPSに接続する場合、UPSの周波数追従範囲はATSの周波数設定よりも狭く(小さく)する必要があります。例えば、ATSのデフォルト値は2Hz(設定範囲 1Hz, 2Hz, 3Hz)ですので、接続されたUPSの出力周波数変動は2Hz未満に設定する必要があります。

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